履歴書・職務経歴書の書き方～履歴書編～
転職の応募書類として、代表的な「履歴書」と「職務経歴書」。
応募書類の書き方に不安や疑問をお持ちの方必見！
書く前の心構えから、学歴・職歴や志望動機の書き方、採用担当者が見ているポイントまでを網羅。
必要なポイントを押さえて書類選考を突破しましょう。
履歴書フォーマットのダウンロード（エクセル）もできます。
履歴書・職務経歴書の書き方～履歴書編～
履歴書と職務経歴書は、目的や内容に違いがあります。
それぞれの主な違いを示します。
目的
- 履歴書
- 一般的な個人の経歴をまとめた文書で、基本的な個人情報、学歴、職歴、スキル、趣味などが含まれます。主に自己紹介や総合的な経歴を知りたいときに使用されます。
- 職務経歴書
-
具体的な業務経歴やスキル、成果などを詳細に示す文書です。
主に応募者と求人内容とがマッチしているかを確認するときに使用されます。
内容
- 履歴書
- 基本的な個人情報（氏名、住所、電話番号など）、学歴、職歴（勤務先と期間）、資格、趣味などが含まれます。一般的に時系列順に記載されます。
- 職務経歴書
- 具体的な職務経歴、業務内容、達成した成果やスキルなどを詳細に記述します。 取り組んだ具体的な業務内容やその背景・目的と、役割・成果物などが含まれます。
しっかりとアピールすることが重要！
証明写真の貼り付け
履歴書には顔写真を貼り付けます。
なお、現在は応募先とメールで応募書類のやり取りを行うケースが多いため、顔写真も画像データで貼り付ける方が望ましいでしょう。
証明写真サービスでも、写真を電子データで受け取ることができますので、そちらを活用しましょう。
履歴書の書き方
履歴書を作成する際に考慮すべきポイントは、以下の５つです。
これらのポイントを考慮して、自身の経歴を誤解なく伝える履歴書を作成することが重要です。
作成方法
手書きよりもPCで作成する方が望ましいです。
手書きで作成する場合は複数応募する際に、都度作成すると手間がかかる上に、誤字脱字が発生しやすくなってしまいます。
PCで作成すれば、修正が簡単でスピーディに更新できます。
保有資格
取得時期や名称に間違いが無いよう網羅してください。
正確な情報
誤った情報を提供することは避けましょう。
日付や職歴、学歴などの時間的な情報は正確でなければなりません。
特に、保有資格の取得時期や名称は間違いが無いよう漏れなく記載しましょう。
自己アピールにもつながります。
ただし、応募職種に直接関係が無い資格はあえて書かない方が良い場合もあります。
言葉選びと表現力
自己PR欄や希望条件欄では、適切な言葉を選び、冗長な表現を避けましょう。
簡潔で明確な表現が良い印象作りに繋がります。
〈記入例〉
自己PR欄の例：「行動力が強みです。」「粘り強さが長所です」
希望条件欄 ：「前職と同じ水準の年収●●円を希望しますが、貴院の規定に従います。」
写真
目線有りで撮影されたもので服装（襟付きシャツ着用、男性の場合はネクタイ着用）や表情に注意を払い、背景色は白・青・グレーを選んで頂くなど、効果的にアピールできるよう心がけてください。
書き終えてからのセルフチェックポイント
履歴書は、主に自己紹介や総合的な経歴を知らせるために作成します。
情報が正確かどうか、簡潔な表現になっているかどうかがチェックポイントです。
・誤字・脱字はないか
・空欄なく記入しているか
・写真の貼付を忘れていないか
・学校名、勤務先名、資格名などは正式名称で記入したか
・入学・卒業年度に誤りはないか
提出の際のマナー
履歴書を紙の状態で、手渡しする場合のマナーについて補足します。
汚れや破損を防ぐため封筒に入れて持参しましょう。
不要な折り目やしわは印象を悪くする可能性があります。
面接官に直接、履歴書を手渡す場合
封筒に入れたままではなく、履歴書が入ったクリアファイルを封筒から出して渡しましょう。
なぜなら、渡した相手がその場ですぐに履歴書を読むことが想定されるからです。
封筒に入ったまま渡すと、面接官に履歴書を取り出す手間をかけてしまいます。
面接官がすぐに読み始められるよう配慮しましょう。
受付で履歴書を手渡す場合
面接官以外の人に渡す場合は、中身を出さず封筒のまま渡してください。
受付の方は履歴書を取り次ぐ役割であることが多く、その場で相手が履歴書を読むわけではないからです。
渡す相手が面接官でないという理由で、選考に関係ない人と決めつけ、雑な対応をすることは絶対NGです。
受付の方への対応でビジネスパーソンとしてのマナーをチェックされるケースもあります。気を抜かずていねいな対応を心がけましょう。